2006年12月27日

行き過ぎると良くないことも人類は学びました

「マクロ(国民)経済でもって癒すこと」、
それはとどのつまりは、高所得者層から低所得者層に所得を移転させることであって、
⇒この点は、行き過ぎると良くないことも人類は学びました。
動物は動物園で飼育されると野生に戻れないそうです。


「行き過ぎると良くないことも人類は学びました」という実例をお示し下さい。
サプライサイド・エコノミックス(主に国際経済)が最大限に機能し、一方でデマンドサイド・エコノミックス(主に国民経済)が指導力を持っている社会で「行き過ぎた」例も「それで失敗した」例も私は知りません。

不適切な例として「公共事業」をあげることができるかも知れません。
なぜ「不適切」かというと、その方法はサプライサイド・エコノミックス(公共「事業」)によるものであったから、サプライサイドの肝っ玉である生産性低下・労働配分アンバランスを甚く傷つけてしまいました。

そして、現状日本の富の再分配の程度が、マクロ経済の最大化(マクロで癒す)にとってどちらに寄ってるかの判断にはなりません。


当初(再配分前)所得格差は、一部の間違ったマスコミの論説の言うように
「小泉改革によって」ではありませんが、増大しています。

そして、所得のジニ係数(不公平度)とGDPの弾力性は0.171です。

http://kouzumi2.seesaa.net/article/19694967.html
小泉改革の大所高所
所得格差には給与など経済活動による所得(当初所得)の格差と税金など政府による格差是正後の所得(再分配所得)の格差があります。
所得格差の推移(ジニ係数)
を見れば、当初所得も再分配所得も次第に大きくなっていますが、それでも、再分配所得の格差は政府の関与によって必死に公平を保とうとしてしていることが解ります。政府の関与には税制と社会保障がありますが、なんと、税制による格差是正は殆ど効果がなくて社会保障が公平化に貢献しています。おかしいですね。社会保障は社会保障であって公平化が目的ではありません。公平化が目的である税制が公平化に貢献していないとはなんというアホな事態でしょうか?

http://kouzumi2.seesaa.net/article/30095035.html
最高位所得層から第T、U、V、W、X所得層に所得転移すれば、全体の消費が上がる
ジニ係数とはローレンツ曲線と45度線に囲まれる面積を45度線と水平軸に囲まれる面積で割った値です。
すべての階層の所得が同じであればローレンツ曲線は45度線に重なり、ジニ係数=ゼロ。

そのように計算すると、所得のジニ係数は所得移転前は0.253で移転後は0.180であって、0.074減少しており、0.074/0.253=29.13%。
一方、消費は5.0%アップしており、消費のジニ係数に対する弾力性は5%/29.13%=0.171。

所得移転前後の所得合計は同じになるように計算しましたが、その結果、消費合計が5%アップ
しました。消費はGDPを構成する大きな要素ですから消費のアップはそのままGDPのアップです。
所得のジニ係数が減少すればGDPが上がるということです。

最高所得層の所得の26.3%(366万円)損して5%得するのですから、差し引き21.3%の損ですが、長期的に見てプラスです。
なぜなら、消費が一旦アップするとGDPの他の要素である投資もアップしてGDPはさらにアップするし、年率5%の成長が続けば日本経済は完全に回復して、その恩恵を最も享受するのは他ならぬ、最高所得層ですからね。
posted by 美国日本 at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | マスコミ論調から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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