2008年10月22日

Re: 派遣労働 批判の末に 失業者が増えたという愚かさ

http://www.freeml.com/meiguoriben/1531
MLNo. [meiguoriben:1531]
差出人: Masaさん
"Masa"
送信日時: 2008/10/21 22:04

Masaです。

Masaさま、皆様、こんにちは。
美国日本、このMLの主催者メンバーの一人です。
Masaです。
小泉-竹中路線の規制緩和の一つとして労働派遣の自由化があって、その結果として 格差拡大が広がったという批判がさかんに行われてきましたね。
政治家のみならず、テレビのコメンテーターもそのことを 繰り返し言ってきた。

「竹中、けしからん。」というわけです。
その結果、派遣業が収縮しました。 そして、その結果 失業が増えているという
現実が出てきています。

この現実にたいして
竹中の構造改革批判を繰り返してきた
人たちは 何かを言うべきでしょう。

Masa様の投稿はいつも示唆に富むもので、興味深く拝見しております。
まあ、この、格差を論じて失業を無視するという本末転倒な論説も、まあ一つのパターンではありますが、政敵を批判することだけが唯一の目的であるような論説ほど、お気楽なものはありませんですね。

かの福田首相が職位にあるときに「最低賃金を引き上げるために経団連にお願いする」と言った時は私は思わず噴出してしまったことを思い出しました。経団連の会長は相手の立場を慮って無碍にも断れない様子でしたが本心は「アホか、こいつは」ではなかったでしょうか。最低賃金を無理やり政治的に引き上げたりしたら、その圧力に耐え切れない企業は解雇するしかない。失業の嵐!! どうぞご勝手になさって下さいてなもんでしょう。

まったく そうですね。
派遣労働者を正規社員として吸収するためには、 大企業の正規社員の賃金を下げることが必要でしょうね。
あるいは、 正社員の解雇をもっとしやすくするとか。 日本の正規社員は世界でもっとも厚く保護されているということですから。
現在の正規社員を解雇することが非常に難しいので、解雇しやすい非正規社員を増やす方向に大企業が進んできたということが言われています。

格差を批判する人たちは、ワーキングプアを生み出す「派遣労働をやめよ」とまでは言いますが、そのために「大企業の正規社員の賃金水準を下げよ」とは絶対に言いませんね。

まあ、左翼エコノミストは 大企業の正規社員の賃金水準と派遣労働の関係は 知っているでしょうが、言わないですね。 言わないけれども、 知っている。(笑い
派遣労働者を正規社員として吸収する、つまり 正規社員の数を増やすには、正規社員の賃金水準を下げることが前提になるということは、左翼エコノミストは 当然知っているでしょう。
でも、言わない。

ただ、 マスコミのキャスターとかコメンテーターですね、  このひとたちも ワーキングプアの派遣労働者をなんとかせよと 盛んに言っていますが、こういうマスコミのひとたちは 左翼エコノミストほど 事情を知らないのではないか。
というのは、 日本の大手マスコミ、特にに放送局ですね、これは競争を制限された保護産業ですが、であるがゆえに そこでの社員たちは 日本でも最高水準の賃金を享受している。その反面、その下請けの製作会社などは 低賃金にあえいでいます。

マスコミのキャスターとかコメンテーターは、派遣労働を批判することが、自分たちに返ってくることをどこまで自覚しているのか。

ただ、これもですね、 日本の場合、マスコミの事情というのは、外部にはなかなか漏れていかないということがありますね。
これは、 新聞とテレビが持ち合いの関係になっていて、相互批判する関係にないからですが、であるがゆえに、 マスコミのキャスターとかコメンテーター自身が 自分たちのことを自覚する機会をもち得ないでいるのではないか、そんな気がします。

「何だお前ら 高給取りが。それは、 下請けの製作会社の犠牲の上に成り立っていることを知っているのか。」
というように、一度でも 批判される機会があれば、キャスターとかコメンテーターは、派遣労働者の問題を正義の味方のようにして、たやすく論評することはできないはず なんですけどね。
posted by 美国日本 at 08:24| Comment(0) | TrackBack(0) | メーリング・リスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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